朝起きられない夜型から朝型に変える方法

草刈正年の問い問答。

今日のお題はこちら。

朝型に変えたいけど、直りません。
何かいいアドバイスお願いします。

 

夜に意識をおいてみてください。

 

ちょっと合気道の話をさせてください。

僕は合気道を習っているのですが、
合気道は合わさる氣によって、技が生まれます。

まずは合わさること。

そこからすべてが始まります。

 

まずは合わさることで朝型が見えてくる

 

合わさるために使うものはたった1つ。

呼吸です。

 

 

人は動く時、呼吸を吐きます。

呼吸を吸いながらパンチを出すことはできません。

相手が出してきた攻撃(息を吐く)に対し、
自分も攻撃(息を吐く)ことをすると、

そこは合わさらず、
攻撃の連鎖が起こります。

 

『合気道の極意は、自分を殺しにきた人と友達になることだ。」

 

合気道の達人、塩田剛三さんはこんな言葉を残してます。

 

『合気道は世界を和合し、人類を一家たらしめる道』

と説かれています。

 

朝型は夜との和合の力で作れる

 

それは、相手が吐いてきた息に対して、
吐いて返すと、闘争となり、対立が起こり、争いの連鎖が起こります。

なので、

吐いてくる息に対し、
こっちは吸うこと。

これによって、相手と和合が起こります。

 

吐く息に対して、こちらは抵抗せずにまずは受け入れて
相手とつながります。

そして自分が呼吸を吸うことによって、
相手の吐いてきた力が相手にかかり、相手の力で相手が投げとばされる。

そんなことが起こります。

吐く息と吸う息によって、1つにつながって
技がかかるのです。

 

相手の力を受け止める力、息を吸う力が合気道では重要になります。

「先生、呼吸力をつけるためにはどうしたらいいですか?」

この問いに対し先生からこう教わりました。

「吐くことを意識し、吐ききることを意識しなさい。

そうすれば自然と呼吸は吸われます。」

 

陰陽バランスの力で夜型から朝型へ

 

この話をしたのは、陰陽バランスの力を
使っていくといいと思っているからです。

「呼吸を深くしたい。」

そう考えると多くの人が、
呼吸を吸う方に意識を入れてしまいます。

でも大事なのは吐く方、出す方。

吸う⇔吐く

この陰陽バランスがあるんです。

 

この地球上では陰陽バランスが
すべてに働いていると思っています。

だから、この陰陽バランスをうまく使っていくと、
できないことはないんじゃないかと思うんです。

 

今回の話では

朝⇔夜

という陰陽バランスです。

「朝型にしたい!」と意識すると、
どうしても朝どうやったら起きれるか?
という朝に意識が向いてしまいます。

でも、

ありたい自分:朝型
今の自分:夜型

この状態は何をしているかというと、

今の自分とありたい自分が対立してます。
和合できていないのです。

 

大事なのは今の自分です。

今の自分に息を吐いて攻撃してはいけません。
息を吸い、受け止めることが大事です。

なので、ありたい自分は息を吸ってみるといいです。

この場合では、今の自分は夜型なら
夜を大事にすることをしてみることです。

 

朝起きようとするのをやめて、
夜寝ようとしてみてください。

 

夜をいかに自分が幸せな夜にするか?
これをしてみるといいと思います。

 

僕は朝方なんですが、
それは自然とそうなりました。

そのきっかけが、
子供の寝かしつけをして、一緒に寝落ちするという現象からでした。

 

子供と一緒に8時に寝てしまうと、
自然と3時とか4時とかに目が覚めてしまいます。
7時間8時間寝てることになるので起きるのも納得。

これを何回かしてたら、
自然と朝は目覚ましなしでも起きれるようになりました。

夜遅くにねても、
5時には僕は必ず一度目が覚める。

今はそんな体質になってます。

 

してしまう状態が朝型をつくる

 

「じゃー、夜は自分を早く寝かせよう!」

そうなりますが、これはオススメしません。

「自分を朝早く起きさせよう!」
これとやってることが一緒だからです。

「~させる。」これは人を動かす言葉じゃないのです。

 

だから意識すべきはここです。

寝かせようとせず
寝てしまう状態。

起きようとせず、
起きてしまう状態。

 

こうなってしまうように、
実は日中を生きればいいのです。

僕のオススメは、よく太陽を浴び、
よく運動をし、心地いい疲れを身体にかけることです。

寝ることは休むことです。

その休むは疲れるから休むのです。

なので、
心地いい休むを作るには
心地いい疲れがいるんです。

 

僕はパニック症になって自分で治しましたが、

医者は「家にこもって一切動くな、安静に」
そう言ってきます。

僕ははじめはそうしていたのですが、
あきらかに自分の体調は悪くなっていきました。

夜眠れなくくて苦しかったのを今でも覚えてます。

休む⇔疲れる

この陰陽バランスです。

 

疲れていたら休む。

これは陰陽バランスの力ですが、
休みすぎると今度は休むに傾いてしまいます。

陰陽バランスは真ん中に戻すこと、
これによって和合ができます。

極端にもう片方に傾けると、
今度はそっちに傾きすぎて中庸を通り過ぎます。

 

僕が完全に治した時、何をやっていたかというと、
心地いい疲れを毎日自分に与えてました。

外をランニングしたり、
どこかに出かけたり。

医者がやるなということをやったら治りました。

 

いい休みは、休むことだけをやるのではなく、
陰陽バランスのいい疲れを作ることで、
勝手に作られるのです。

 

なので。

結論は(やっとかよ笑)

日中に太陽と運動の力で、
心地いい疲れを作ること。

そして、夜は早めに疲れが身体を休めること。

 

そしたら、自然と朝早く目覚めるようになります。

 

僕のオススメは水泳ですね。

水泳は筋肉痛にならず、すごい疲労がないです。
でも体は心地よく疲れていて、夜はすぐに寝れます。

 

日中にいかに心地いい疲れを作るか?

やってみてください!

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