楽より大変でも楽しい場所へ

 

楽をしたいしなまけたい

でもその先にあるのはむなしさだった。

 

暗黒の少年期を終えて、

人を変えるな自分が変われ

僕は関東で6大学と言われる
法政大学の経営工学科に入学した。

経営工学という文系なのか理系なのか
よくわからない学部にしたのは、
自分がどっちかよくわからなかったからという理由。

そして大学に行くのも、みんなが行くからという
とても安易な選択で大学に行ってしまった。

 

大学は楽しかった。
だけど気が付くとそこにむなしさしかなかった。

 

モテ期到来!

実は幼少期に第1回のモテ期はあったけど、
大学に入ると第2期が起こり、立て続けに女の子から告白を受けた!

そして大学と言ったらという安易な気持ちで
テニスサークルに入り、またもや部長に。

授業を代返してもらい、
友達と学校さぼってカラオケ三昧。

テストは過去問とノートを手に入れて
前日ギリギリの暗記でなんとか単位取得。

バイトに明け暮れ、
そのお金をブランドものの服に使う。

 

なんか大学生っぽいことをやって
楽しくしてたんだけど、充実感はなかった。

時々このままでいいのか不安になって、
友達にまじめに聞いてみたりもした。

「俺たちこのままでいいのかな?」

すると友達は言った。

「いいじゃんいいじゃん。今が楽しければ。」

 

確かに楽しいことはいいことだと思うんだけど、
何か自分がいいと思ってる楽しさではなかった。

親にお金を出してもらって、
楽して卒業のために単位だけ取得して、
すごいやりたいことでもない遊びやバイトや買い物。

 

あの時は気づかなかったけど、
僕はあの時、楽しいを選んでいたわけじゃなく、
楽(らく)を選んでいたんだと後で気が付いた。

 

自分で創るは大変だが楽しい

「今日は他の大学の授業にモグリに行くから」

ある時、友達からこの言葉を言われて衝撃が走った。

「えっ!?こっちは自分の大学の授業さぼってるのに、
方やこの人は、自分の大学以外の大学にモグって
単位にもならないのにわざわざ勉強しに行ってるの!?」

なんか自分の心の中がざわざわした。

「いいのか。本当に自分このままでいいのか。」

 

そしていよいよ最後の大学4年になる前に、
大学の研究室を選ぶ時に僕は自分を変えてみた。

多くの人が『楽』な研究室を選ぶ中、
一番厳しく、このゼミだけ自分ひとりで研究し
論文を書かなきゃいけないという地獄みたいなゼミに僕は飛び込んだ。

その選択めちゃくちゃ怖くて、
先生と話したら先生も目が笑ってなくて怖かったんだけど。。

何か何かが変わる楽しさを僕はそこに感じた。

そして僕は地獄を選択した。

 

選択した結果、やっぱり地獄で(笑)
どのゼミでもやってない自分で研究課題から探すという
とんでもない大変な仕事が待っていた。

だけど、大変な中には『工夫する』『つくる』という
今までにない自分の思考や行動パターンが生まれた。

そしてそれが日々を充実させてくれた。

結果として僕は下町のポンプ屋さんに夏休み中通い、
現場のおっちゃん達に
「机上じゃ答えはわかんねーよ!現場に来な現場に!」
とはっぱをかけられてポンプ作りをした結果、
課題を見つけ、無事に論文を書き上げ卒業ができた。

 

答えは机上じゃなくて現場にある

 

それから僕はつくることが楽しくなり、

テニスサークルがまたもやまさかの廃部になって
ちょっと凹んだけど、

フットサルサークルをつくったり、
ゼミ長になって毎年雪合戦大会を企画したり、
つくる大変さの中にある楽しさを覚えた。

 

楽より大変でも楽しい場所へ

楽な場所もいいけど、
おそらくそこには充実感がない。

そして充実感は
『つくること』
『工夫すること』
『企画提案すること』

これによって楽な場所から自分を救い出し、
本当に楽しい場所に自分を連れていってくれる。

 

楽より楽しい場所へ

でも、楽しい場所にも実は落とし穴があった…

 

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