選択に意味はない大事なのは選択した後何をするか

 

選択に評価してたら前に進めない

 

自分がした選択が良かったか?悪かったか?
んなもん本当の答えなんてわからない。

今が幸せなら良かったかもしれないけど、
今が不幸せなら悪かったかもしれない。

過去の選択を評価なんかしてないで、
選択はただ決めるだけ。それ以上もそれ以下もない。

そんなことを僕は社会人になって教わった。

 

血便とパニック症

就職活動の時、特に自分はなりた職業はなくて、
みんながシステムエンジニアを選んでいたから僕はその道を選んだ。

5000人規模のそこそこの会社に入り、
同期200人がいる中で、研修ではこう言われていた。

「同期はみんな敵だ。ライバルだ。」
「オンリーワンを目指せ!」

僕はまんまと洗脳されて同期でおそらく一番早く
プロジェクトリーダーになった。

 

だけど、気が付けばそこまでの道のりは悲惨で、
1年目からはストレスで血便を経験。

クリスマスに恵比寿ガーデンプレイスで幸せそうな
カップルが町を行きかう中、僕は夜なのにそこに働きに行ってた。

残業は40時間越えはあたりまえ、
2年目もだましだましやっていたけど、
3年目についにプッツンした。

 

プロジェクトリーダーになり、
大きな銀行さんのシステムをつくっていた時だった。

銀行のお客さんからも、そして味方のはずの上司からも
パワハラを受けて僕は壊れてしまった。

残業130時間以上が続き、ある時徹夜明けのトイレで
呼吸困難になって病院へ。

様々な検査を受けてあと分かったのが
パニック症という病気になったということだった。

 

今振り返ったら、
「体がきついから休みます。」
「僕にはできないです。」
「誰か人員を増やしてください。」
「僕は休みます。」

自分で決めて言うことができていたら、
あんなことにはならなかったと思う。

自分で自分を守ることができず、
その決断をすることができなくて僕は倒れてしまった。

「自分がいなくなったらこのプロジェクトは大変だ。」

あの時はそんなふうな責任感みたいなものを持ってたけど、
実際僕が3カ月休職することになっても、
ちゃんとプロジェクトはまわっていた。

 

大事なのは周りに流されず
自分の体と仕事を見極め、自分で決めること。

「できない。」
「やりたくない。」

その勇気が、自分も周りも不幸にしない大事な勇気なんだと思う。

 

そして僕は勇気を出し、
3年目で会社を退職した。

 

世界一周の旅は決める修行だった

 

退職は実はけっこう迷ったし、
退職後にこれといってやりたこともなかった。

まずはパニック症を治すこと。

それを目標にしている時に、
親しい友人から本を手渡されそこに、

「自分がやりたことを書き出そう」

と書いてあった。

 

そしてそこで一番不可能と思って書いたのが
『世界一周一人旅』というものだった。

でも当時の僕は電車もろくに乗れない、
飛行機なんてとても乗れない状態だった。

だけどある本が僕に力をくれた。

 

「選択に意味はない、大事なのは選択した後何をするか」

 

そんなような言葉がそこには書いてあった、
そしてその言葉は僕の中で鳴り響いた。

会社をやめた後、今自分で何を決めてどう生きるか?

 

僕は世界一周への挑戦を決めた。

その結果、僕は自分でパニック症を克服し、
半年間30か国世界一周一人旅を達成することができた。

 

旅は様々なことを教えてくれた。
その話はまたどっかでするとして、
今ここで伝えたいのは、

自由を決める力によって得られる

ということ。

 

旅は毎日が自由で、
何時に起きるかも、今日どこに行くかも自由。

会社員時代に憧れていた自由だったけど、
その自由は僕を戸惑わせ、少し苦しめた。

 

毎日決めることが多すぎた。

 

今日どこに行くか?
動くかステイか?
何時に起きるか?
何を食べるか?
何をするか?

決めることが無限にあった。
そしてその決めることができないと自由は僕を苦しめた。

慣れてない僕は決めることに疲れてしまった。

 

自由は決めることがつくっている。
自由がほしかったら決めること。
決めた数が自由をつくっている。

 

僕は旅を通して自由の正体がわかった。

 

今あなたが何か不自由さを感じていたら、
きっと何かを決められてないからだと思う。

大丈夫!決めることをしていけばどんどん慣れていくから。

そして選択に意味はない。

大事なのは選択した後、何をするか?
大事なのは選択した後、何を決めるか?

 

旅は不便と自由の連続。
その不便が今ある幸せを教えてくれ、
自由が決める大切さを教えてくれた。

 

あなたは今、何を決めますか?

 

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