今日も僕らは種を植える。
種から芽が出て
芽から花が咲き
花から実ができ
実がまた種となり
そしてそれは自然に循環し
永遠とこの地球を作っている。
だけど僕らは
ちがう実を探した。
地球が与えてくれた
自然の恵みに飽き足らず。
優劣という種をまき
独占という種をまき
対立という種をまき
そして
争いの種をまいた。
そして泥の花が咲き
血の実が地球に落ちた。
「自然にかえらないか」
地球がつくってくれた
自然の種には
人が生きるための恵みがあり
人が生きるための分かち合いがあり
人が生きるための幸せがある。
自然にはただ
共に創るという種があるだけだ。
競い争うものなどないのだ。
今日も僕らは種を植える。
泥の花
血の実
これを二度と作らない種を。