オンリーワン思考からオールインワン思考へ

1つのことを極めてやっている人

職人さんやその道のプロ

 

そういう人は見ていてとってもかっこいいと思う。

和紙職人。
大工さん。
プロサッカー選手。
プロ書道家。
シンガーソングライター。

「何かを極めなさい」
「何か専門性をつけないさい」
「その道のプロになりなさい」

そんな言葉を多く聞いて生きてきた。

このオンリーワン思考!
僕はこれがめちゃくちゃ苦手で。

小学校6年間。
毎回通信簿に「好奇心旺盛、落ち着きがない」とほめられ続けた人間なので。

オンリーワン思考なんて逆立ちしてもなれない。
でも現代社会はこれが支流で、好奇心旺盛な人たちがこの思考に苦しめられている。

 

好奇心旺盛、落ち着きがない諸君!
立ち上がろうぜ!!

 

このままオンリーワン思考にやられっぱなしでいいのか!?
好奇心旺盛のどこが悪い!!

さぁ!反撃開始だ!!

 

僕はこんな思考を打ち立ててみた。

 

百姓思考またの名をオールインワン思考!

 

オンリーワンの時代になったのなんて、たかだかまだ数百年も続いてない。
戦前は百姓が支流だった時代だ。

百姓は百の仕事を持つという意味で、お米や野菜を作るだけじゃなく、大工仕事も狩猟もわらじ作りもなんでもやれていた人のことを言う。

なんでもできる人が支流だったんだ!
ではなぜ現代はオンリーワン思考になっちまったのか!?

それは、高度成長の波。効率化という時代の流れがそうしたんだと思う。

統合から分業へ

効率化をみた時、人と人とのつながりといった統合の力は不要で、誰かできる人を使っていく分業の力にシフトしたと考えられる。

 

でもね。

みんな気づき出したんだよね。
そこに幸せがないことを。

分業は分かれて業をするから、そこに勝ち負けといった人との差がどんどん生まれる。
統合は統めて合うから、人それぞれ足りない分を補い埋め合い隙間がなくなってくる。

僕たちは差をつくるために人間として生まれたんじゃなくて。
僕たちは差を埋め合うために人間として生まれたんだって。

 

それを物語るのがね。
みんな今つくるを取り戻したがっている

DIY
セルフビルド
家庭菜園
・・・。

一時は効率化して手放したものを、もう一度取り戻したがっている。

これは僕はすごい勢いで実体感で感じる。

 

僕が千葉の市川にいた時に作った農業体験施設『つくるんだ村』。

1000円払って畑の手入れをするイベントを毎月やってるけど、告知すると簡単に100人超える人が集まってしまうので今は告知せずにイベントをやってる。

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そして、田植えを体験する田植えイベント。18813893_1245428628913259_7590464997700819367_n

家を作る体験をする家造りワークショップ。
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たくさんの人が『つくる』体験と時間をほしがってやってくる。

他にも、田舎の仲間と今色々やっているけど。
醤油作りをしているけど、できた醤油を売るより、醤油作りキットの方が売れるというありさま。

 

ほら!ほら!!ほら!!!

 

みんな気づきはじめてるんだよ。
分けるエネルギーから結ぶエネルギーへ戻ることに。

結(ゆい)

これは田舎暮らしして田んぼをやっていて教えてもらった言葉だけど。

百姓仕事でお互い大変な時は、お互いの仕事を助け合うことをしていたそう。百姓仕事するとわかるけど、2人の力は2倍じゃなくてそれ以上になったりする。
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何がいいたいかというとね。

 

好奇心旺盛な僕たちは、
色々がまんしないでやったらいいんだよ!

 

やったことは経験値として自分の体に刻まれる。
そして、その経験値は誰かを助ける力にすることができる。

人と分かれていくんじゃなくて
人と結び合っていくことを思い出そうぜ!

 

オンリーワン思考は1つのものを極めて効率的に人とつながっていく。

でもこれが合わない人はオールインワン思考に変えたらいい。

昔の百姓のように、やりたいことやれることをどんどんやっていったらいい。

オンリーワンになれる1つのものを探すことに力いれてないで、やりたいと思ったものをやりまくって、その力を統合して合わせていけばいい。

 

例えば僕は路上で出逢ったけど、手相詩人という人がいた。

路上詩人は書✕詩というすでにハイブリットでオールインワン的な仕事なんだけど、その人はなんとさらに手相も好きだったんだ!

手相✕書✕詩

今ではテレビに出たり海外でも活躍してるようだ。

 

すでにあるものとの組み合わせ方、
統合の仕方によって、
世の中に必要な新しい価値は作れる。

 

これがオールインワン思考。

例えばこれは1つに統合しなくてもいいと思う。
例えば出逢った人で、自分が出すものを変えていくのも百姓的な思考だ。

「この人には音楽と歌で伝えた方が元気を与えられる!」
そう思ったら歌を歌ってあげる。

「この人には書と詩の力で何かきっかけを作ってあげよう!」
そう思ったら、書と詩を書いてあげたらいい。

「この人は何かをあげるよりこの人の中にある表現を出させた方がきっと幸せになる!」
そう思ったら、筆文字教室をしてあげればいい。

 

オールインワン思考なら、
人の役に立つ方法を選び放題だ。

 

それだけ色々な可能性で人の役に立つアプローチができるということだ。

だから。好奇心旺盛、器用貧乏でこの時代に居場所をさまよっている人へ。

 

オールインワン思考で僕らの感じる幸せを取り戻して行こうぜ!

分けるのではなく結ぶ。
広がるのではなくつながる。
1人で1つになるのではなく、みんなで1つになる。

それが可能な時代になってると思うのはぼくだけかな?

 

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