挑戦の原点回帰が楽しさを取り戻す

日本昔話にある『うさぎとかめ』の話。

誰もが知っている話ですよね。

あの物語。
見る視点で色々なメッセージが
入っていますよね。

 

あなたはあの物語からどんなメッセージを作り
受け取りますか?

 

よく言われるのが、
油断大敵だったり、
あきらめないことの大事さだったりするのかも。

でも。

あの話は。

『挑戦を楽しいものに変える方法』

を伝えているんだと僕は思うんです。

 

挑戦というのは色々あるけど、
「これをやってみたい!」
「この山に登ってみたい!」
そうやって自分がやりたいことを
まずは思うことから始まっていく。

 

そして多くの人がその挑戦を
自分1人でやってしまおうとする。

するとどうなるかというと、
ゴールになんとかたどり着いたとしても
そこではひとりぼっち。
一緒に笑って、称えて、喜びあえることはない。

 

でも。

この話はどうだろう。

ゴールの結果への意見は
色々あるだろうけど、

ゴールには共に上ったウサギとカメと、
そして応援してくれた、くま、きつね、りす、ことりがいた。

そしてみんなで笑って、称えて、喜びあえた。

 

挑戦し終わった後、むなしさが残らず、
深いつながりができた。

 

挑戦に大事なのは1人で登ろうとすることじゃない。

なんでもいいから工夫して、
・一緒に上る仲間
・それを応援する仲間

それを作ることだ。

 

うさぎは1人でのぼったんじゃ
おもしろくない。

競争にしてゲームにしたら
おもしろいんじゃないかと思った。

だけど人にはペースという
ものがあるのをすっかり忘れていた。

なんとカメさんは超スローペースだった。

一緒に互いを刺激しあいながら
登っていたら楽しいと思ったのに、
気が付けば一人ぼっちになってしまった。

 

そしてうさぎは感じた。

 

なんか力がでない、
なんかやる気がでない、
なんか楽しくない。

 

山に登ることは自分の目標だったけど、
誰かと登ると決めた時、
なんと自分の原点を忘れてしまったのだ。

そしていつしか競争が目的となり、
山登りを楽しむはずが競争が楽しめなくなって
やる気がなくなった。

 

何かに挑戦する時、
誰か仲間を作ることはいいけど、
自分の原点を忘れないこと。

そして、
誰と一緒に挑戦していくか?
これも大事だってこと。

これを教えてくれている。

 

カメさんも目的は競争ではなく、
楽しく山登りに挑戦することだったのに、
いつしか競争が目的となってしまい、

途中で寝ているうさぎさんを
カメさんは起こせばよかったのに、
我先にと山を登ってしまった。

仲間を作ることはだいじだけど、
競争のつながりだと、原点を忘れてしまいやすくなる。
そんな教訓も伝えてくれてる。

 

そして、
うさぎさんはある時「はっ!」と気づく。

目覚める!

そうだ!

自分は競争がやりたかったのではなく、
山登りに挑戦してみたかっただけなんだ!

 

そしてまた一人で山を登り、
先に山を登っていたカメさんと頂上で出逢う。

競争には負けたけど
「2人で山を登れてよかったね!」
そうやってお互いを称えて笑いあえた。

そして気が付いたら応援している
くま、きつね、りす、ことりも応援しながら
一緒に山頂までこれて、一緒に喜んだ。

 

挑戦する姿は
応援者を作り、
応援者も応援することで
自分にない力をもらっている。

そんなことも言える。

 

『挑戦の原点回帰』

 

今やろうとしていることの原点。

忘れてないかな?

目指しているところ、
近いところを見ていると争いが始まる。

はじめに見た、先にある前を見よう。

そして仲間と一緒に
楽しく進めば、大きな笑顔が待っている。

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