結んで開いてまた結ぶこれからの時代

 

共創

むすんでひらいて
僕らはこうして生きてきた

むすんで助けて
そして
いつか
僕らは
ひらいた争った

だけど
今からは

むすんで助けて

僕が住む京都の綾部は志賀郷という地区は、限界集落と言われる場所。

小学校は50人ちょっとしかいない。だけど。未来に希望を持ってとっても元気な村なのだ。

なぜなら。

空き家バンクという仕組みを使って村人がボランティアで一緒にこの村に未来を気づく若者を積極的に移住支援してる。

なんと。

 

小学校全校生徒の約半分の子供がそのIターンで来た人だというから驚き。

 

そんな元気な場所と、同じく近くにある限界集落でIターンが増え始めた竹野町。

その2つでお互い勉強しあい、交流するという会があり、そこでの書道パフォーマンスでした。

 

田舎に移住しておじいちゃんやおばあちゃんと話していて聞いた話の中に『結(ゆい)』というものがある。

結とは、お互い稲作や畑作業などで大変な時に、お互いで集まって助け合うというもの。

例えば、3人仲間がいたら、今日は3人でお前のところをやって、明日は3人でお前のところをやって・・・って感じ。

一人でやるよる実はかなり効率があがる。

 

ある稲刈りイベントに参加した時にその田んぼを機械を使わず手植え手刈りしているおじいちゃんに聞いた話。

「わしは機械は使いたくないんじゃ。」

「人は機械を使いはじめてから、人と比べ、人を卑下し、人と競走しはじめたんじゃ。」

「人力を超える力を人が持つと、争いがおこるんじゃ。」

「あとな。機械を使うとこうやって稲刈りしながら人としゃべることもできない」

「この時間が何より幸せなんじゃよ。」

 

このおじいちゃん。かなり悟ってました。。

ほんとおっしゃる通り。便利、楽、速くという進化を追い求めていった僕らは、実はたくさんの大事なものを失ったのかもしれない。

ただね。

結局僕も稲作をやって4年目になるけど、最初はすべてを手造りでやったけど、やっぱり色々限界がある^^;

それぞれの自分のスタイルを探していくこと、大事だなって思う。

 

つながっていた昔。そして文明の発達によってつながりが切れて個人が争う形になってきた今日。

もう一度つながりのある結びを個人も村も社会も作っていく時代なのかなって思う。

大事なものを取り戻すためにね。

 

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