不要な雑草などない あなたの土となってあなたを生かすためにあったんだ

不要な雑草などない

あなたの土となってあなたを生かすためにあったんだ

《Word&calligraphy:Masatoshi Kusakari≫

ボクはよく 邪魔者扱いされて引っこ抜かれて捨てられてしまう

キミの邪魔をしたいんじゃなくて キミを本来のキミにもどすためにやってきているのに

キミは僕がいると 育つのに邪魔になると僕を排除しようとする

 

ボクの役割は キミの土台となり栄養となる土を作ること

そしてボクは誰よりもキミのことを知ってる

だから今のキミに必要な力になるために

この土から生まれ そしてこの土になろうとしてる

 

ボクはキミの源なんだよ

だから育つためだけの栄養を 他所から持ってきてキミの土に入れるのをやめてくれないかい

その栄養は一時的にキミを育てるかもしれない

だけどキミの源の生命力にはならないよ

だって嫌っているボクはキミの源

他所からもってきたそれはキミじゃないんだから

 

ボクを信じて
ボクを捨てないで
ボクを活かして

そうしたらキミは キミの源を得て生命力あふれるキミになれる

なぜならボクはキミの力になりたくて生まれてきたのだから

 

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上の詩のボクは雑草であり自分の過去。

『陽に見てもらえる場所は必ずあるからその芽を伸ばすのをやめないで』の記事を書いたら。

こんな質問をもらった。

不安虫と逃げ虫に襲われてます。

農の視点からこの無視退治について考えてみたら、自然が面白い答えをくれたんだ。

 

畑の虫退治を想像すると。

普通は農薬を使ったり、有機栽培の人は唐辛子などで虫を退治する液を作ったり、手で潰したりするイメージがあるかもしれない。

ここには色々な考え方ややり方があると思うんだけど。

自然農という農の考え方があって、そこではこう考えられてる。

 

『生命力がないから虫に食べられる』

 

何人かの人は八百屋にいって、虫が食われている野菜を見ると、虫が食べるほど、おいしい良い野菜と思う人がいるかもしれないけど。自然農的に言えば、それは生命力を持っていない弱い野菜ってなる。

簡単に言うと。

 

虫の役割は循環。

 

朽ちたものを食べて排泄して、その場所の土に戻したり、循環させる役割がある。生命力溢れた植物にはそれを殺して循環させる必要はないから虫は来ない。

では自然農的に虫退治はどうするかというと。

 

『土をクリーンにする』

 

他所からの栄養分(肥料)などを排除し。自然と土に生えてくる雑草、それをまた自分の土に還してあげる。

すると、その場所、その土に必要な『真の土』ができて、その土で育ったものは真の生命エネルギーを持って、虫を寄せ付けないものになる。

一時的に生命力をあげるものを他所から持ってこない。

これが真の土作り。真の作物作り。

自然農はそう考えられている。

 

自然農の野菜を食べたらそれが本当であることがわかります。次元の違う味と食べた後に感じる自分の体に入ってくるエネルギーが普通の野菜とまるでちがうから。

あなたは不安のあまり。
未来が見えない恐怖のあまり。

他所から何かを持ってきていませんか?

 

他所から何かを持ってきて、一時的に生命力をあげても、虫に食べられてしまうと自然は言ってる。

では。

僕らが目指す道。それは。

土をクリーンにすること。

 

自分の土にある雑草という植物を循環させて土に返すこと。

雑草とは。

あの時全力でがんばってでも達成できなかった部活動
あの時失敗して彼にフラれてしまったできごと
あの時の経験からコンプレックスを持ってしまったもの
あの時にもった夢を途中であきらめてしまったもの
花をつけ実をつけると思っていた過去の自分達

これらが雑草だとしたら。

それはこれからしっかり花をつけ実をつけ、虫すら近づけない生命力の高いものになるために必要な自分の土を作るためのものだったんだ。

 

『過去の自分の経験の循環』

 

これが自分の土のクリーン化と考えられると思う。

循環とは無駄にしないこと。
雑草を捨てずに燃やさずに土に還して糧にすること。

自然はそんなメッセージをぼくら人間に投げかけているように思う。

自分の過去を信じて循環させて生きて行こうぜ!

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