大事なのは何をやるかではなく誰とやるのかだ

 

『あなたの目を見てインスピレーションで言葉を書きます』

この看板をかかげて2009年に路上詩人として独立しました。

路上ではじめて書いた人から
もらった500円玉から始まって、

路上からイベント会場へ、最後はイオンなどの
ショッピングセンターで書かせてもらい、
数千円や時には感動して涙して1万円をもらい、
約1万人に言葉を書かせてもらいました。

 

おかげさまでこの9年間仕事は順調に
進んできたつもりでした。

だけど、起業8年目にしてあれにぶち当たりました。

 

アイデンティティクラシス
ってやつでした。

 

仕事作りからの違和感

目の前の人に喜んでもらうことをしていたら、
人から頼まれごとをされるようになりました。

「私も筆文字が書けるようになりたいから教室をやってほしい!」
「字が気に入ったから店舗の看板を書いてほしい!」
「イベントで書道パフォーマンスをしてほしい!」
「私も書き下ろしをやりたい!やり方を教えてほしい!」
「筆文字で私も仕事が作りたい!仕事の作り方を教えてほしい!」
「自分も筆文字教室やりたいから教室のやり方を教えてほしい!」

そんないただいた頼まれごとに対して、
勇気をもって挑んでいった結果。

そのすべてが仕事になり、
9年間、田舎で3人の子育てをしながら
生きさせてもらうことができています。

 

個性筆教室という筆文字を教える講座を作り、
看板やロゴの筆文字デザイン仕事を作り、
書道パフォーマンス仕事を作り、
筆文字で仕事を作るスクールを作り、
個性筆文字協会を立ち上げ、
全国に約100人のインストラクターを育てました。

でもここで。

僕の心の中に『違和感』が出るようになってきました。

 

高いお金を払って生徒さんは勉強しに来てるのに、
せっかく習ったことをやらない人が実に9割。

協会業界では1割のインストラクターが動けば
それは良い方という話だったんですが。

『僕はなんのためにこの仕事をしているんだろう?』

そんな問いが頭をかけまわり、
あんなに楽しかった仕事が、
日に日にやると疲れるようになってきました。

 

『自分は何をつくるために、この仕事をしてるんだろう?』

 

結果が見えなくなり、
結果が得られなくなり、
仕事はどんどんうまくいかなくなりました。

 

やめれば何かが入ってくる

ふいにそんな決意が自分の中に芽生えました。
そして、僕は個性筆文字協会を閉じました。

実は実際、口コミでどんどん広がり、
お金はとても儲かり、時間も余裕ができました。

だけど、自分の中ではこれを続けても
お金は入ってくるけど、つくりたい世界をつくれず
むなしくなるだけだと確信したんです。

『自分がやりたいことに挑戦して生きる人を増やす。』

そのツールとしてこの個性筆教室を使ってもらい、
人前に立って自分の想いを筆文字を使って伝えていけば、
その先に本当にやりたいことができる人が増える。

 

実際数人はそれを実現し、
独立して今は自分で仕事を作って楽しく仕事をしています。

だけど、多くの人が、
「自分には筆文字があっているのか?」
「やっぱり筆文字じゃなかった。」
そうやって、また別の協会の食い物にされていく。

そんな姿を見て、これはやめないといけない。
そうおもったんです。

 

このことについては、
たくさんのお叱りや心配の意見をもらいました。

「家族が心配するよ。お金稼げるんだし続けなよ。」
「仕事なんだから我慢してやりなよ。」

その意見はまっとうな意見だと思います。
でも僕はその意見に対して心の中が激しく
「NO!」を言っているのをしっかり感じました。

そして僕は自分を信じました。

 

しかし!

 

やめた後、待てど暮らせど
全然次のやりたいことが湧いてこないのです。

「自分のやりたことってなんだ!?」

ここで、協会に来ていた生徒さんの気持を
僕も味わうことになったのです。

 

やりたいことが大事なんじゃない大事なのは誰とだ

仕事作りは、過去の自分を救うと仕事になる。

自分でがきるようになったこと、
それを過去の自分のようにできなくて苦しんでいる人へ
こうやったらできるようになるよ。

それをやっていけば仕事は作れちゃうのだ。

 

でも僕はここで新しいことを試みた。

今の自分を救う
ことに挑戦した。

 

半年間で自分が本当にやりたことを見つけて
それを数十人見ているステージで1人10分で自由に表現する。

共創自分LIVEという講座をやりました。

 

そして僕自身も作詞作曲で
歌を歌うという挑戦をしたんです。

そしてやった後わかったことがあります。

 

自分がやりたかった作詞作曲をして歌うこと。
その後その活動は続かなかったんです。

 

 

ここで気づいたんです。

大事なのは『やりたことをやることじゃない。』

完全なる今までの自分の価値への自己否定でした。

 

そしてその後、また自分がわからなくなり迷いの森に入ります。

でもこういう時は、とにかく自分以外の価値観に
出逢っていくしかない。

人に会いに行ったり、田舎でも勉強できる
音声教材を買いあさって、日々色々な価値観を
自分の中にいれていきました。

そこで自分の流れを変える質問と出会ったのです。

 

「あなたは仕事で自分のいる業界をどう変えたいですか?」

 

業界をどうしたいか?
この質問に答えていくと自然とたどり着く
問いがでてきます。

 

『誰とどうなりたい?』

 

この答えなしでは答えは生まれません。
そして出てきたのが、

「筆文字の技術やノウハウを学び漁る人ではなく、
自分で想いや表現をつくり、発信力と影響力を持つ人を育成したい。」

筆文字は自分の人生を変えるものだし、
人の人生を変える応援ができるすばらしいツール。

それを、自分の想いをのせて
使っていき、自分が思い描いた
世界を作っていけるリーダーを育てて、
趣味の業界から人生を変える教育業界に変えたい。

そう思いました。

 

そしてそのプロジェクト、
筆文字マスターLANDを立ち上げたら、
新しい仕事依頼がくるようになりました。

 

地域を元気にすると強い想いを持った
信用金庫の会社からスローガンの筆文字デザイン仕事がきたり、

田舎の若い人に仕事を作り、
醤油を通して暮らしを伝えるという想いを持った
会社からコンサル依頼がきたり、

子供が安心して暮らせるまちづくりを
したいと想いをもって市議会議員選挙に
立候補した人からコーチングセッションの依頼がきたり、

起業して5年や10年選手の人から
自分の想いとビジネスモデルを今一度整理したいと
コンサルセッション依頼がきたり、

 

そしてその仕事をやっていると、
また前のように、仕事へのやりがいと楽しさが
戻ってきてくれたんです。

そこでわかったんです。

 

大事なのは何をやるかではなく、
誰とやるのかだと。

 

『想いをもってそれをつくる挑戦をしてる人』

 

その人が自分の力でそれを実現する。
その力なりたい。

 

これが僕が本当にやりたいことでした。

 

そのために、筆文字アートというツールがあり、
個性筆教室という講座があり、
セッションやコンサル、そして歌の力がある。

『誰のどんな力になりたいか?』

 

自分が仕事に生きがいとやりがいを作るには
このシンプルな質問に答えを持っていきること。

実はこんなシンプルなことだったんです。

 

やっぱりここも結果ではなく過程に
答えはありました。

 

そして僕はこれからつくる過程の
共有と共創と共生をしていきたいと思ってます。

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