生きるとは命を支え見守り尊ぶこと

 

今生きていますか?

 

ふとこんな質問を誰かにされたら。
あなたはなんて答えられるだろう?

 

3人目の子供の出産に子供2人と一緒に立ち会いました。

僕はこれで3人とも出産に立ち会うことができたのですが。

何度見ても、

 

『感動』

 

この2文字につきるなと。

 

命を懸けて懸命にお腹の子を、命を、この世界に産み落とそうとする母親の姿。

そして。

意を決して、居心地の良いお腹の中からこの世界に自力で飛び出そうとする赤ちゃんの姿。

 

生きるとは。

命をかけて

命を支え
命を見守り
命を尊ぶ

自分の命を支え、見守り、尊ぶ。

そして。

相手の命を支え、見守り、尊ぶ。

こんなシンプルだけどすばらしいことなんだなと感じました。

 

でもここでふと思う。

命とはなんだろう?
何を支え?
何を見守り?
何を尊んでいるんだろう?

ちょっと自分で考えてみてください。

命とは?
生きるとは?

 

僕はね。

僕は命とは『志望』だと思う。

 

赤ちゃんの産まれたいという『志望』
お母さんの産みたいという『志望』

自分の『やりたい』という望みと志しを支え、見守り、尊ぶこと。
相手の『やりたい』という望みと志しを支え、見守り、尊ぶこと。

これが生きるということなんじゃないかな。

 

行政で福祉に取り組んでいる役員さんがこんなことを言っていたのが忘れられない。

「定年退職して60代で死ぬ男性が多いんです。」
「なぜなら、自分の役割がなくなり、人とのつながりがなくなり、毎日やることがなくなるんです。」
「生きることが辛くなるんです。」
「だから私は老人福祉には『きょういく』が必要だと思ってます。」
「『きょういく』とは、何かを指導する教育ではなく、『今日』『行くところ』」
「今日行くところもない人は生きる力がなくなっていくんです。」

つまり、今日の『やりたいこと』今日の『志望』がなくなり。
生きることへの意欲がなくなり、命がなくなっていくみたいです。

僕のおじいちゃんは95歳でまだ元気してるけど、超がつくくらい『わがまま』で生きてる。

90歳からバイオリンを習って発表会に出たりして。
まだ元気に生きてる。

やりたいことはやるまで言い続けるおじいちゃん。
まわりは大変(笑)

でも。

生きています。
毎日楽しそうに。

 

今を生きるとは。

今『やりたい』と感じている望みや志しを支え、見守り、尊ぶこと。

命と向き合い、そんなメッセージが今の僕の中に生まれた。

 

そして。

もう一度あなたに問いたいと思う。

 

あなたは今生きていますか?

 

自分の『やりたい』という望みと志しを
支え、
見守り、
尊んでいますか?

そして。

誰かの『やりたい』という望みと志しを
支え、
見守り、
尊んでいますか?

人の命に触れて、向き合うと。
自分の命に気付かされます。

 

我が子からもらったこのメッセージ。自分も大事にしていこうと思います。

 

最新情報をチェックしよう!