価値とは。
そのものらしい存在であること。
仕事をしていると、そのサービスや商品の価値は何か！？
そんなこと問われ、そんなことを考えることがあると思う。
ではそもそも。
価値ってなんだ！？？？
辞書でしらべるとこんなことが書いてある。
その事物がどのくらい役に立つかの度合い
簡単に言うと誰かの役に立ったら価値があるっていうようになるらしい。
役に立つ、役に立つか…。
役に立たないと価値はないんかな？
…。
いや！そんなことないっしょ！
自分には価値がないは、自分は役に立たない。
辞書の意味付けだとそうなる。
でも。
おい！ちょっとまってくれよ。
自分という存在に価値を感じるには役に立たなきゃいけないのかよ！？
んなこたないだろ！
もし誰かの役に立つために自分があるとするなら。
自分軸ではなく他人軸で生きなきゃならない。
「あの人に自分が役に立つためには自分はどうあったらいいかな？」
誰かのためになることはすばらしい。
きっと役に立ったらお互いで共感し幸せを感じることだろう。
でも。
人を基準に自分を合わせていく人生になっちまう。
ほんとにそれでいいのかな！？
地球という星のもと、自然というものがあって、人は自然の一部だ。
自然はありとあらゆるもので作られている。
色々な自然の生態系があるけど、ちょっと畑という小さい生態系を見てみよう。
※草ぼうぼうでひどい僕の畑（笑）
そこには様々な草花があり、もちろん土があり、その中では様々な虫達がいる。
これは一見みたらひどい畑に見えるけど。
このぼうぼうと生えた草達。
価値はあると思う？
たぶんね。人間からした、価値がないとなるかもしれない。
人間が食べれるものは役に立つけど、食べれないものは役に立たないものと考えちゃうから。
この畑でいったら、草の中にちょっと見えてるナスは価値があるけど、その他の草はむしろ価値はおろか邪魔なもの。そう思うと思う。
でもね。
そもそも草は人間のために役に立とう！なんて、思っちゃいない。
人間の役に立つナスだって、人間の役にたとうなんて思っちゃいない。
ただただ、自然の中で自然に生まれ、自然に生きている結果、たまたま人の役に立ったんだ。
では、この中でナス以外はなんの役にもたってないのだろうか？
実はそんなことない。
この世に存在するすべてものは、自然と役にたっているのだ。
例えば、この状況を見ると、ナスを雑草が侵食しているように見えるけど、様々な草が生えていることで、土を保湿してくれている作用がある。
そして。
人間からみたら何のために生えてるかわからない雑草も、秋になり、冬になると枯れて土に戻る。
すると、土の一部となって、春にまたそこから生えてくる草達や土の中にいる微生物の栄養となるんだ。
この植物たち。誰かの役に立とうって生きてない。だけど、自然と誰かの役に立っている。
この自然の中に存在した以上、すべてのものに価値がある
今あなたがどんな状況だろうと。あなたには価値がある。この自然界に存在しているのだから。
誰の役に立つか？なんて考えなくていい。
あなたがあなたであれば、自然と誰かの役に立つ。
ナスがナスであるように。
でもここでさ。
ナスがナスじゃなかったら困らない？
ナスがさ。「なんか私全然自然のためになってないから、実とかつけるのやめて土になることに集中するわ」
こんなことされたら人間やそれを食べてる虫達は困る。
雑草がさ。「なんか私全然人のためになってないから、人間が食べれる実をつけようと思う。」とか言って、その草じゃなくなろうとしたら。。
その草が枯れた時に、その草じゃなきゃ作れない土の栄養分が作れなくなり、生態系は壊れていってしまう。
どんな人、どんな商品でも。きっとこの世に生み出されたのなら価値はある。
人間界で言えば、売れなかったら商品やサービスの価値がないかもしれない。
でも実はそんなことない。
その商品が誰かの目にとまり、例え買わなくても、見た人には「ふーん。こんなものがあるんだ」って存在の価値が提供されている。、
人は新しい存在を知るということが起こる。それによって、そこから様々なものが派生される。
誰の約にも立ってないわけじゃない。
この世に存在したものは、みんな価値なんだ。
だから。
自分の価値を作っていこう！
商品の価値を作っていこう！
ではなくて。
自分が自分らしい存在であろう！
商品が商品らしい存在であろう！
これが価値なんだと思う。
だってこの世に存在したら、何かの役にたっているはずだから。
価値とは、そのものらしい存在であること。
あなたにとって価値とはなんだろう？
