「なんか動けないんです。」
この相談を今まで僕は何回聞いたんだろう。
おそらくかなりの数を聞いてきました。
そしてその都度、
その人が行きたい方向に進むように
応援させてもらってきました。
これは男女によっても様々だし、
状況や環境によっても様々です。
だけどね、
最近おおまかに2つのパターンがあることに気が付いたんです。
今日はそのお話をしますね。
風呂桶の穴から元気が漏れる人
人は自分の元気や幸せなどをいれることができる、
風呂桶のような器を誰しもがその人のカタチで持っています。
そこには元気や幸せという
暖かいお湯が注がれて、その温かさが自分の元気になり、
また自分の持つその元気が
人に会うと、その人にお湯が注がれる感じで
伝わっていくというのが人と人の元気の伝達です。
人が動けない時は、
まちがいなくこの元気がありません。
風呂桶にまったくお湯が入ってない状態なんです。
だとしたら、
元気な人から元気を分けてもらい、
自分の風呂桶に元気というお湯を入れていこう。
って話なんですが、
動けない人に共通してやってしまっていることがあります。
それは、
風呂桶の栓を開けたまま
元気というお湯を注ごうとしている。
これ、笑い話みたいですが、
かなり多くの人がやってます。
例えば、
元気をもらうために今巷で有名な
あの映画を見に行こう!
いい映画であれば当然
元気が溜まるはずです。
しかし、
その人は映画を見ても元気が溜まらないのです。
映画を見終わってすぐに、
「いい映画だった!でも・・・。。
はぁ~、そういえば休みは今日までで明日は会社だ。。
また今週もはじまるのか、、嫌だな。。」
はい。
これです。
いい映画からもらったお湯ですが、
常にやりたくないこと、嫌なことを意識して生きてたら
それは風呂桶に穴が空いてることと同じです。
せっかく入れたお湯が、
まったくたまらずに抜け出ています。
だからまずは穴が空いてるか確認する。
穴が空いてたらそれを締める手段を考える。
これが重要なんです。
まずは穴があるかどうか確認します
これは、
・嫌なこと
・やりたくないこと
・エネルギーが下がること
・元気がなくなること
それを思い浮かべて書き出してみてください。
これをすることで、今の自分の風呂桶に
穴が空いているかどうかがわかります。
そして次にやるのが、
空いている穴を塞ぐこと
これは、
・やめる
・リフレーミング
という方法があります。
まずはできることなら、
自分の元気を奪うものは『やめて』いってみましょう。
意外とやめてもいいこと、
あったりします。
だからおもいきってやめてみましょう。
そして次はリフレーミング。
「やめたいけど、やめられない。」
おそらくこう言う人は多いはずです。
やめたいけどやめられないなら、
やりたくないと勘違いすることをやめて、
やりたいと勘違いさせること。
これをするといいです。
例えば仕事で、「トイレ掃除嫌だなー。」って
思っていたら、
実は世の中には「トイレ掃除大好き!」って
人もいるんです。
両者の違いは
トイレ掃除とは?という設定の違いなんです。
前者の人は、トイレ掃除とは、
汚いものだし、疲れるものだし、誰でもできる仕事。
みたいな意味を持っているかもしれません。
でもかたや後者の人は、
尊いもので、元気が湧くもので、自分にしかできない仕事。
そんな意味を持ってるかもしれません。
「そんなバカな」というかもですが、
この両者はその人がしてる設定なので、
どう思おうが自由だし答えはないんです。
であれば、
目の前のすべてのことを
自分が元気になる意味づけや見立てや設定にしていく。
これをすれば穴を塞ぐことができます。
もしかしたら空いた穴は
自分がこうだと思い込んだ設定や意味づけによって
自分が空けてしまっていた穴かもしれません。
もう一度再設定して、しっかり穴を塞ぎましょう。
そして、実は動けなくなるのは上記以外に
もう1つのパターンで風呂桶から元気が漏れる形があります。
それが、
風呂桶の上から元気が漏れる人
https://ameblo.jp/smileway0214/
「私、すごく幸せで満たされているんですが、
逆になんか動けなくなってるんです。」
そんな相談をしてきた人がいました。
はい。
これが、上記とは逆のパターンの動けなくなるパターンです。
これは何かというと、
自分で設定した風呂桶にお湯が溜まりすぎて、
風呂桶の上から元気が漏れているという状態です。
「えっ!でも元気満タンじゃない!?」
そう思うと思います。
そうなんです。満タンなんです。
だけど動けないのには理由があるんです。それは、
満タンなお湯につかっていると
のぼせるんです
でしょ!?
のぼませますよね?
元気いっぱいなんだけど
のぼせてぼっ~としてしまっているんです。
この場合はどうしたらいいかと言うと、
・お湯を誰かに注ぐ
・風呂桶をさらに大きく変える
この2つの方法があります。
溜まったお湯を誰かに注ぐ
まずは自分の風呂桶にたまったお湯を
誰かに注ぎに行く行動をしてみましょう。
そうすると自分のお湯の暈は
溢れて漏れ出すことなく、ちょうどいい水位に
なってくるはずです。
自分の風呂桶に留めておくと、
上から漏れてしまうんです。
でもね。
やってみると気づくはずです。
他人にお湯を注いであげると、
その結果の喜びが幸せが自分のもとに帰ってきて、
与えたお湯より多くのお湯が自分のもとに注がれてきます。
これそうなんです。
だから、どっちにしろこれをやる方向に行くと思います。
風呂桶をさらに大きく変える
風呂桶に元気や幸せを集めていくことより、
自分の風呂桶のアップデートをすることです。
世の中には、元気や幸せを
より満たしている人がたくさんいます。
自分の大きな風呂桶をたくさん満たし、
それを出会う人、出会う人に元気を分け与えて
生きている人がまだまだいるんです。
風呂桶が大きいほど、
たくさんの人にお湯を上げることができます。
そしてお湯を上げれば上げるほど、
またその人にお湯が溜まり、それがよりできるようになります。
風呂桶のアップデートは簡単です。
自分よりも大きな風呂桶で
お湯をたくさんの人に分け与えている人に会いに行くことです。
自分の10倍や100倍というあまりに大きな
風呂桶の人だとちがいすぎてあまり気づかないかもしれません。
自分の2倍、3倍くらい大きな人がいいです。
そうすると、
そわそわ、むずむず、ドキドキ
してくるはずです。
「なんか自分もこんな風になれるかもしれない。」
でもここで現れる最強の自分という敵がいます。
それが、『ホメオスタシス(恒常性)』というやつです。
これは人間の守りの本能で、今の幸せや安定や安全を全力で守ろうとしてきます。
なので、今の幸せに埋没させようとするし、
刺激をもらっても、不安や恐怖やマイナス感情で
変化を起こさせないようにしてきます。
まずはこの存在を知り、
決してこれは敵ではなく、自分を守るための
大事な本能であり自分なんだと受け止め許してあげましょう。
そしてそれを踏まえた上で思い出してください。
『魂はいつだって成長したいと思ってる』
これを思い出し、取り戻す意識を持ってみてください。
その意識で大きな風呂桶の人にあったら、
自分の中に確実に何か変化が起こってきます。
動けずに苦しんでいる人が、
少しでも動けて本来の自分の幸せを取り戻す。
そんなヒントやきっかけになったらうれしいです。