僕らは学校で政治というものがあり、選挙というものがあると教わった。
そして。
20歳になったら選挙に行ける(2016年7月10日の参議院選挙からは18歳以上)ということを教わり、初めての選挙は家族で行ったりした。
だけど。
20歳になってやっと合法でお酒が飲めるというドキドキしたワクワクしたあの感覚。
20歳になって同じくようやく選挙に行けるのに。
選挙においてはそんなワクワク感はどこにもなかった。
新聞を見れば、候補者はたくさんいるけど、政策や語られていることばは無機質で。
街頭演説を聞いてみたら、どこかの党の批判だったり、消費税をあげるだの下げるなど。
暮らしやすさ便利さを強調して聴衆にコビを売っているようにしか見えない姿。
そして。
国会を見てみたら、居眠りしている人、国会でも誰がどうした、こう言ったという足の引っ張りあり。
「あれじゃ~誰に入れたって一緒だよ」って誰でも思っちゃうよね。
実は僕は一時期選挙に行ってない時期がある。
だって、票を入れたい人がいないし、票をいれたところでどうせ何も変わらない。
それよりも、社会人になって目の前のことが忙しいから選挙どころではない。
毎日の残業、休日出勤。
あのころは、その激務を選挙・政治で変えることができるかもしれということさえ知らなかった。
それからしばらくは僕は選挙に見向きもしなかった。
そこに突然。2人のヒーローが現れたんだ。
山本太郎さん
三宅洋平さん
facebookで2人の情報が流れてきて、動画を見ていて自分の中の魂が震えた。
選挙の演説を聞いて、はじめてワクワクした。
これだ!これが選挙だ!
当時僕は、大飯原発の反対運動をしていた。僕の家は今も原発30キロ圏内にある。
反対運動をすると戦うエネルギーなのでお互いで消耗する。見てこの消耗した顔(笑)
でも当時はこれしかないと思ってやってた。
原発がすべて止まっても電気は足りている。危険がある原発を稼働するのはやめてほしい。
そうやって訴えていた。
そんな時に行われた選挙で、2人の存在。
他の政治家の中にも原発反対派の人はいたと思うけど、全然心に入ってこなかった。
でも。
山本太郎さんと三宅洋平さんのことばは僕の心に入ってきた。
そして。
日本は変わるかもしれない!
という夢や希望を持った。
選挙で目立っても国会で目立つ人(活躍する人)はいない。
政治を見ていると、選挙で目立っている人はいるけど、政治で目立つ人はいない。
目立つというのは、自分の立場や利益を乗り越えて、利権の圧力に屈することなく、国民からの声を自分の声で届け行動してくれること。
だれもそんな人いないから、当然目立つ。
結局選挙は山本太郎さんは当選。三宅洋平さんは落選という結果となった。
そして当選した山本太郎さんの国会に行っての行動がすごかった。
安保法案を強行可決された時も、喪服で登場し牛歩や「自民党が死んだ日」と書かれたプラカードを掲示し合掌。
そして。
天皇陛下への手紙の受け渡し。
やりすぎという意見もあるけど。
やりすぎくらいに自分の想いを人に伝えようとする議員。
今まで見たことなかった。
でも。
山本太郎さんは孤独だったと思う。
議員に罵倒さてマスコミに叩かれ、国民の一部からもディスられる。
そこでまた登場してくれたニューヒーロー。
前回落選した三宅洋平さんが突如、2016年7月参議院選挙に出馬決定!
僕の胸は高鳴った。
またあの熱いメッセージが聞けるのか!
2013参院選。選挙フェスという新しい選挙スタイルに僕は釘付けになった。
「この人の街頭演説聞きに行きたい!」
この動画は何度も何度も見た。
三宅洋平さんの声やことばは、なんか僕達が本当に叶えたかった夢や希望を実現していこうとするパワーを感じる。
でも結果。
17万を超える票を集めたのに落選。所属する「緑の党」全体の得票が少なかったのが原因ということ。これもおかしな話だった。
そして月日が流れて今回の選挙。
沈黙を破って、また三宅洋平さんが出馬してくれた。
そしてはじまった選挙。
さらにパワーアップした演説に、ついに涙が出てしまった。
この動画は何回見たかわからない(笑)
好きな歌とかでもないのに、選挙の演説をリピート再生なんかしちゃってる。
ちょっとひくかもだけど(笑)
何か心をゆさぶりひきつけるパワーを感じる。
三宅洋平さんや山本太郎さんは突出しているかもしれない。
「いいな~。私は東京選挙区じゃないからこんな素敵な人いないよ」
って言う人もいるかもだけど。
国会で法律を決めるのはチームプレイ。
「こんな法律を決めようと思ってるんですけどどうですか!?」と提案が出されて。
それを審議し、国会の中で投票をしたりする。つまり1人ではやりたいことは決めていけないのだ。
国会にどんなチームをつくるか!?あなたはそのチームオーナーだ!
三宅洋平さんが演説の中でこんなことを言ってた。
いつの日か、子供たちがプロ野球選手を見るように政治家を見る時代にしたい。
去年誰が何本ホームランを打ち、打率が何割で盗塁がいくつだった。
好きなチーム以外の情報も子供の時に入っていた。ポテトチップスの中に政治家のカードが入るような時代作りませんか!?
ホームランをたくさん打つ『松井秀喜』や、盗塁に打率の高い『イチロー」、セーブ率の高い『松坂大輔』というスーパースターはいるけど。
それだけでは野球はできない。
9人がチームとなってようやく野球ができる。
チームをつくるためにスーパースター以外のメンバーも必要。そのために投票してメンバーを選ぶ必要がある。
自分の選挙区で自分が応援したいチームの一員をしっかり調べて見つけて、投票しましょう。
僕は今回の選挙は。
チーム護憲
というチームができたらいいなと思って投票するし応援してます。
与党の自民党が出している憲法改正草案があまりにもひどいので、チーム護憲が国会に生まれてその意見と戦ってほしいなと思ってます。
なんかこうやって考えると楽しくない?
そしたらさ。
こんな気落ちで選挙いけるでしょ!?