モアナと伝説の海から学ぶ使命に生きれる先祖の力の使い方

自分らしく生きる。
自分の個性で生きる。
自分の使命を生きる。

これを自分で決断し、自分で決めて生きていくことは簡単な用で難しいよね。
言っちゃえばさ。

『あなたの子供に戻って生きて』

って感じだと思うだけどさ。

誰もが子供で、誰もがその時は自分らしく、個性があって。
そして実は、自分の使命をもっていて、そのうっすらとした存在には気づいているけど、まだそれをやっていく体も心も力も備わってないから、やろうとしていない。

そして僕らは少しずつそこから大人になっていった。

 

大人になる成長段階の環境で。

正解不正解という概念を押し付けられ、先生、親、大人、人が言う正解という意見に自分を信じられなくなって自分らしさを失った。

価値も違う。ペースも違う。それらが人それぞれの個性の元なのに。
多数決や連帯責任とかいうわけのわからないもので強制的な一体化をさせられ、自分の個性を失った。

そして。
使命に向き合うにあたって必要不可欠なこの『自分らしさ』『個性』を失い。
自分の使命も完全に消失してしまった。

 

でも。

これらはもともと自分の中にあったもの。取り戻すことはできるはず。
そこでオススメなのが、自分の感情を味方にし、過去を味方にすること。

感情を味方にする方法は感情の陰陽バランスを知り、陰陽統合をすると見えてくる。
https://karimasa.net/3092

そして。

過去を味方にする方法は。
感情から出てきた自分が人に伝えたい想い。これをなぜ人に伝えたいのかを自分の過去の経験と紐付けることで確かになると見えてくる。

 

そして。

さらに、自分らしさや個性。そして使命に力を授けてくれる方法。
これを今上映中の映画『モアナと伝説の海』の物語から紐解いていきたいと思う。

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出典:http://www.disney.co.jp/movie/moana.html

 

この映画の主人公モアナは。

自分の使命を取り戻し、果たす冒険に出る中で。幾度となくこの力を使ってそれを乗り越えていく。その力とは。

 

『先祖の力』

 

詳しくは映画を見てほしいので、かなり大雑把にモアナのこの先祖の力の使い方を解説していくね。

 

役割を捨てやりたいこと(役目)に冒険する確信

モアナはサンゴ礁に囲まれた豊かな島で生まれ育ちました。

小さい頃から海が大好きで。でも、その島の掟にはサンゴ礁を超えて海にでてはいけないという掟がありました。

その純粋に海が好きというモアナに、海の神様は海の力を授け、世界を救うための使命を授けます。しかし、まだ小さいモアナはそれに気づかないでいます。

でも。自然と海に興味があるモアナは何度も海に近づこうと試みるけど、両親に止められ、自分がやりたい、見てみたい、と思うことができないでいました。

一方。モアナは村の長のもとに生まれた娘で。村の長になるという役割が生まれながらにありました。村はモアナの存在を必要としていました。モアナはその役割をがんばってやろうとしますが、心の中にある本当の自分の気持(島の外の海に出てみたい)がいつも気になっていました。

そんなある日。「やっぱりどうしても行ってみたい!」と思い、船を出してサンゴ礁の外の海に出ようと心みます。しかし、船の操り方もわからず、サンゴ礁の超え方もわからないモアナは、波に船ごと飲み込まれ、怪我をし失敗に終わります。

「やっぱり私には無理だ。この島で自分の役割をして生きよう」

 

小さな挫折と周囲や両親の反対や、与えられた自分の役割によって、自分のやりたいことを忘れます。

 

 

しばらく平和で楽しく幸せな日々が続く中で。突如として島にピンチが訪れます。

椰子の実がくさり、魚が全く取れない、植物も枯れる。そんな原因不明な事態が起こります。そしてそこでモアナは自分の使命を思い出します。

その使命を果たすことを海の精霊から選ばれたことを。

でも。

そんな自分のやりたいこと。使命。それに向き合う勇気と自信がないモアナ。その力になったものがありました。その存在が。

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おばあちゃんと島の村の先祖達でした。

 

島の村の人々は誰もが海を恐れる中で、たった1人、モアナのおばあちゃんだけは、海が好きで海を信じ、みんなが規律で生きている中、踊りたい時は踊り、村人が全員集まる中でも、自分がいたいと思う場所にいてやりたいことをやって生きていました。

「こんな変な人がひとりくらいいてもいいだろう」

そんなおばあちゃんの生き方や考え方に、モアナは影響を受けます。そしておばあちゃんはモアナに何度もこの言葉を投げかけます。

「あんたはどうしたいんだい?」

村の長になっても。海の波に一度のまれて挫折しても。
「あんたはどうしたいんだい?」
導くことはせず、問いかけをします。

そして。モアナが海に出たい気持ちを感じたおばあちゃんはある秘密をモアナに教えます。それが。

 

『島の村の先祖の夢と挑戦』

 

実は、先祖さま達は船を何席も作り、海の外に何度も出ていたことがわかりました。

なんと自分と同じ夢を持ち、自分と同じ成長をしたいと思っていたことがわかりました。

ここでモアナに確信が起こります。

「私には海を出て役目を果たす使命がある。私にはきっとできる!」

この確信と自信は、『先祖の夢と自分の夢を統合した』ことによって起こります。

 

自分の両親。自分の祖父母、そして見たことがないご先祖さま。

 

その人達がやりたかったこと。
やろうとしていたこと。
やっていたこと。

 

それを知ったり、勝手に想像して今の自分の心とつなぐだけで、自分を信じるエネルギーになるんです。

 

使命への挫折から使命を取り戻し確信する

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モアナは確信を持ち、使命を果たす冒険に出ていきます。そして使命を果たすための道中でその使命を果たすために通らなければならない場所をどうしても通れずに挫折します。

一緒にがんばった仲間も去り、一人ぼっちになったモアナ。

なんで私にこの使命を授けたの?やっぱり自分にはこの使命は無理だった。そうしてその使命を海の精霊に返してしまいます。

このまま安心で安全な自分の村に帰ろう。。

『自分がここまでやってきた過去を否定し、自分に自信が持てなくなります』

 

しかし、そう思った彼女だけど、数分後にまた使命感を取り戻します。

そこで起こったのが。

 

自分の過去の経験と先祖の過去の経験の統合。

 

もういないはずのおばあちゃんが現れ、モアナと会話をします。

「もういいだろう。村に帰ってゆっくり休んだらええ。」

やさしく愛のある言葉に、逆にモアナは奮起します。そしてもう一度思い出します。

自分がどんな想いでどんな経験をしてここまでこれたか。
そして、先祖もまたそうやって冒険に出て道を切り開いたことも。

そして一人でももう一度使命に立ち向かう決意をします。

 

使命の挫折から使命を取り戻したきっかけ。それは。

 

自分が尊敬し敬愛する人の存在と自分の命をつないでくれてきた先祖の存在と想いを、今の自分とつなぐこと。

 

「大丈夫!私には私を信じてくれる人がいる!」
「同じように冒険に出て挑戦してきた先祖がいる!」
「その人達が今の私を応援してくれている!」

この想像力と言ってしまえば想像の中のかんちがい。

でも想像でもかんちがいでも。自分の過去と、それをつないできた先祖達の存在が今の自分を応援してくれていると思えたら。

それは今の自分への相当な力となる。

失いかけた使命すら自分一人で取り戻すくらいの存在の力がある。

 

そんなメッセージを投げかけている見立てができます。

 

ということで。

ながくなったけど。

自分の使命を確かにし、その使命を自分自身で信じて進んでいきたい人。

ぜひこの映画をそういう視点で見てみてね。

 

『モアナはどうやってその使命を確かにし、一人で不安もある仲、どうやって勇気を持てて、使命に生きれたのか?』

 

そこには、自分ではない。先祖と自分との統合という力があった。

 

自分の先祖さま達はどんな気持ちを持って、どんなことをやり、どんなことをしたかったのか?

 

想像でいいからこの物語を自分で作って、それと自分を紐付けできたら、きっと相当な力になる。

やってみてね。

 

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『モアナと伝説の海』。知り合いが何人かみていて気になっていて、東京出張でぽっかり時間が空いたからみてきたけど。

想像以上にすばらしい映画で、感動して泣きっぱなしだった。(たぶんそんなに泣く映画じゃない。泣いてたのは僕くらいw)

だけど、ちょうど今共創自分LIVEで今の自分の伝えた想いを確かにするというワークをやっていて。

これはもうまさにドンピシャなメッセージと見立てができる映画だなと。

ぜひ多くの人にみてもらい、自分の今に自信を持つことを取り戻してほしいなー。と思いました^^

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